アルコール依存外来

アルコール依存症外来とは

アルコール依存症外来では本人の否認(※1)を解き、病気の理解を深めるための心理教育や再飲酒を予防するための支持的精神療法を実施し、本人の同意が得られれば抗酒剤などの薬物療法も行ないます。アルコールそのものや、依存症に関する知識やアルコールの問題をかかえる自分自身に対する理解を深めるための教育的プログラムである「アルコール教室」や、自助グループとしての「断酒会」「AA(アルコホリック・アノニマス)」への参加もお勧めしています。(※2)
また本人の来院が難しい場合には、ご家族の方の相談にも応じています。

アルコール依存症とは

アルコール依存症は脳の病気です。繰り返される飲酒行動によって知らず知らずのうちに病的な状態に陥ってしまいます。回復するためには自分が病気であることに気付くことがまず第一歩です。気づきがなければ回復は難しく、たとえ気づいたとしてもそこから回復していく過程で何度も飲酒欲求に耐え切れずに再飲酒を繰り返してしまうことが一般的です。しかしアルコール依存症という病気への理解を深め、断酒の意志を持って諦めることなく病院への通院、抗酒剤の服用、自助グループへの参加等の治療を継続することで克服することは可能です。

対象となる方

  • アルコールへの依存により生活に支障を来たしている方で、断酒を希望される方
  • アルコールの摂取量や摂取方法に問題を抱えており、これらを解決したいと考えている方
  • アルコールの問題を抱えた方のご家族で、今後の対応について相談したいと考えている方

概要

診療体制

初回の受診については事前の診察予約が必要です。予約は外来にて伺っております。受診の際は、医師の診察の前に心理士より今回の受診に至るまでの経緯について簡単な問診があります。初回は1時間程度の診察を行い、現状を踏まえて今後の治療の方針を検討します。

治療方針

治療に際しては、治療を受ける本人の自発的な治療意志が必要となります。また依存症であると診断された場合、原則として治療方針は断酒となります。本人の治療目標に基づき、外来診察やカウンセリングに加え、アルコール教室や自助グループといった治療プログラムの導入や、抗酒剤などの薬物療法などを用いた治療を行っていきます。なお入院治療については、本人の断酒希望に基づき、入院治療にあたっての誓約書に同意した上での任意入院(※3)という形となります。

※1:自分はアルコール依存症ではない、自分の抱えているアルコールの問題は大したことはない、アルコール摂取を止めることは難しいことではない、というように、現在直面している問題を認めることができない態度

※2:アルコール教室、断酒会、AAは院内で以下の日程で実施しております。

月曜日 14:30~15:00 断酒会
水曜日 14:00~15:00 AA
木曜日 10:00~11:00 アルコール教室

※3:精神保健福祉法に基づいた入院のうち、医師の診察の結果入院治療が必要と判断され、かつ本人自身も入院治療を希望した場合の入院形態

認知症外来