月経前症候群/月経前不快気分障害

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月経前症候群(PMS)とは月経の1~2週間くらい前から起こり、月経開始とともに消失する、周期性のある一連の症状を示す症候群を指します。PMSは身体的症状(下腹部や乳房の張りや痛み、頭痛、むくみ、食欲亢進など)と精神的症状(気分の落ち込み、怒りっぽくなる、いらいらする、不安など)を引き起こします。これらの症状は、排卵後に分泌される女性ホルモンの作用により生じ、月経周期を持つ女性の数十%が何らかの症状を経験しているといわれています。特に精神的な症状が重症であるものを月経前不快気分障害(PMDD)と呼び、症状が似ているうつ病やパニック障害と間違われて診断をされていることもあります。
PMS/PMDDに共通した対処法ですが、まずは毎日の症状の記録を付けて月経周期と症状の関連を調べていきます。薬物療法として、身体的な症状には消炎鎮痛剤や婦人科で処方が受けられる低用量ピルが、精神的症状にはSSRIと呼ばれる抗うつ薬や抗不安薬が用いられます。