睡眠薬・抗不安薬との付き合い方

薬には大きく分けて二つのタイプがあるのをご存じでしょうか?症状が治まってしまえば服用をやめる薬と症状を抑えるために服用を続ける必要がある薬です。睡眠薬や抗不安薬は風邪薬や抗生物質と同じように症状が改善すればやめることができる薬です。毎朝同じ時間に起きる習慣を付け生活リズムを整えることで自然な睡眠に近づけることができます。規則正しい生活がストレスに強い身体と心…


病名と告知⑤(終)認知症と本人への告知<後編>

認知症は基本的には進行性の疾患で、告知についての心理的ケアがとても大切となります。物忘れの自覚があり自ら受診された場合でも、単に診断や進行性の事実を伝えるだけでは有害無益と考えます。 先のことを考え悲観的になるのではなく、今できることをしていく、それを家族含め一緒に考えるサポート体制がとても重要です。認知症の進行を遅らせるといわれている薬の存在は少なからず救…


病名と告知④ 認知症と本人への告知<前編>

認知症(特にアルツハイマー型)の方は、病識に乏しく、それを取り繕う行動を取ることが多いといわれています。物忘れを尋ねても、「全然ありません」と言ったり(同席の家族が眉をひそめる)、自分が財布をどこかに置いたときに、そのこと自体を忘れるだけでなく、「〇〇が盗んだ」と自身の記憶を埋める形でエピソードをつくりだしたりすることがあります。 これらを妄想とか単に病的症…


病名と告知③ 発達凸凹と発達障害<後編>

発達凸凹を持ちながらも、本人・周囲(ご家族等)がそれを受け入れ自分なりに生活をされている場合、診断をつける(受ける)必要はなく、そういった方はそもそも病院に来られないかと思います。例として、こだわりが強く無愛想なところはあるけれど、一つ仕事を始めたら丁寧に最後までやり抜く、といった昔気質の人の中にそういう方がおられるかもしれません。とはいえ、サービス業が主体…


病名と告知②発達凸凹と発達障害<前編>

ここ数年、発達障害に関する受診相談が非常に増えています。家庭や学校でのうまくいかなさから受診につながる場合だけでなく、テレビやネットで見て「自分にも当てはまるんじゃないか」と大人になってから診断を求めて来られるケースも増えています。最初の診察である程度分かる場合もあれば、一見普通でありながら、検査を進める中でかなりの能力の偏り(アンバランスさ)が見えてきて、…