反抗期について①

岡田医師

子どもが2歳から3歳になる頃、第1次反抗期と呼ばれる時期が始まります。 この時期の特徴は何かにつけて「いや!いや!」を連発することです。時間がないときに限って「自分で」やりたがり、うまくいかないと怒る。この子は親を困らせようとしてわざと反抗していると感じる方もいるほどです。これらは自我の芽生え、つまり自分の意思が生まれてくるからだといわれます。しかし、より大…


突然に生じる動悸や息苦しさ~パニック障害

山崎

動悸(どうき)や息苦しさなどの自律神経の症状とともに激しい不安が発作的に起こる病気としてパニック障害があります。 男性より女性に多く100人に1~5人ぐらいの割合で発症するといわれています。最初の発作はおおむね30歳前後に経験することが多いようです。また、パニック障害には高い割合で「うつ症状」を併発することも知られています。 症状は心臓がドキドキする、汗をか…


高齢者の不眠・不安に対する薬物治療

清水

昨今の精神科では、高齢人口の増加とともに、不眠や不安、軽い鬱(うつ)気分を主な訴えとして、精神科を受診される高齢者の方が増えています。 こうした場合、認知機能の検査と頭部コンピューター断層撮影(CT)検査、さらに認知機能に影響を与える因子を採血でチェックしておくことが必要です。その上で薬物による治療を考えていくことになりますが、高齢者の場合、特に不眠に対して…


「うつ」という用語について

山崎

自殺者数や「心の病」による休職者の増加など、最近の社会的問題を背景にした「うつ」に関する情報は、医療機関への受診の敷居を低くし、早期の治療開始に貢献したといえます。ただ一方で「うつ」という用語の意味が曖昧になり、混乱が生じていることが指摘されています。 本来、医学用語としての「うつ」は、症状と状態と病名という異なるレベルで用いられており、「うつ症状」「うつ状…


依存症について

笠井

 アルコール依存、薬物依存、ギャンブル依存、インターネット依存・・・。いわゆる依存症といわれるものはどうして生じるのでしょう。最初は興味本位や付き合い、あるいは逃避の手段として始めた行動が何度か快感を味わううちにやがて嗜癖(しへき)となり、いつの間にか「分かってはいるけどもやめられない」、つまり意志の力では克服することが非常に困難な状態となり、ついにはそれが…