月経前症候群/月経前不快気分障害

山崎

月経前症候群(PMS)とは月経の1~2週間くらい前から起こり、月経開始とともに消失する、周期性のある一連の症状を示す症候群を指します。PMSは身体的症状(下腹部や乳房の張りや痛み、頭痛、むくみ、食欲亢進など)と精神的症状(気分の落ち込み、怒りっぽくなる、いらいらする、不安など)を引き起こします。これらの症状は、排卵後に分泌される女性ホルモンの作用により生じ、…


睡眠について

涼しくなって過ごしやすくなりましたが、睡眠についてのお悩みはないでしょうか。患者さんから「夜眠れません」という相談をされることが多々あります。良眠のために睡眠薬が必要なこともありますが、生活習慣の見直しで解決することがほとんどです。 「睡眠は8時間取らなければならない」という思い込みをされている方も多いのですが、適切な睡眠時間は人によって差がありますし、同じ…


抗認知症薬

認知症の65~69歳での有病率は1.5%で、以後5歳ごと倍に増加し、85歳では27%に達しており、非常に身近な疾患となっています。 現在、日本で使用されている抗認知症薬は大きく分けて2種類あり、元気のない方にはコリンエステラーゼ阻害薬、興奮したり暴れたりする方にはメマンチン塩酸塩が主に使われています。コリンエステラーゼ阻害薬には、1日1回の内服薬、1日2回の…


パニック障害

山崎

動悸や息苦しさなどの自律神経の症状とともに激しい不安が発作的に起こる病気としてパニック障害があります。 男性より女性に多く100人に1~5人ぐらいの割合で発症するといわれています。最初の発作はおおむね30歳前後に経験することが多いようです。また、パニック障害には高い割合で「うつ症状」を併発することも知られています。 症状は、心臓がドキドキする、汗をかく、身体…


アルコール使用障害について

笠井

従来の診断では大きく分けてアルコール乱用、アルコール依存という二つの状態像で説明されてきました。乱用とは飲酒によりさまざまな問題が生じているけれども依存に陥っていない状態を指し、乱用が繰り返されるうちに、やがて依存症に移行していくという考え方です。依存とは、離脱症状(禁断症状)や耐性(反復使用による効果の低下)といった身体依存と渇望やコントロール喪失などの精…