統合失調症の治療について

統合失調症は、思考や行動や感情を一つの目的に沿ってまとめていく能力が長期間にわたって低下し、その経過中にある種の幻覚、妄想、ひどくまとまりのない行動が見られる病態で、長期予後では過半数の方が回復する症候群です。およそ100人に1人の割合で発症するとされ、珍しい病気ではありません。発症を挟む5年間に治療を開始することが特に大切だといわれています。近年では、副作…


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うつ病と双極性障害(そううつ病)の見分け方

福島Dr

うつ病では気分の落ち込み・不安といった抑うつ症状が中心に認められます。それに対し双極性障害(そううつ病)は、抑うつ症状に加え、気分の異常な高揚・イライラ(躁=そう=症状)が見られます。よって、抑うつ症状しか出現していない双極性障害と、うつ病の区別は難しい場合があります。もしかすると、うつ病と診断・治療されている患者さんの中に、実は双極性障害の患者さんがいるか…


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一次性不眠症に対する認知行動療法

堀江さん

寝るのに適した環境で、時間も十分あるのになかなか眠れない、という体験をされた方は少なくないかもしれません。そのせいでぼんやりする、集中力が長続きしないなど日中にも支障が生じ、それが慢性化してしまっている場合、不眠症と考えられます。 体の病気や心の病気から二次的に生じるのではなく、生活の中で出合う問題やストレスなどによって生じる、不眠症自体が第一でただ一つの症…


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思春期の心③

岡田医師

思春期の心は、基礎と柱だけになった劇的増改築中の建物のように無防備で、そのため心がとても不安定になることを説明してきました。大人と子どものはざまで揺れ動き、時に子どもっぽかったり時に大人のようであったりと定まりません。そして自分はどうなっていくのだろうかと大人の想像を超える不安を潜在的に抱えています。そのような時期の子どもにどのような対応をすれば良いのでしょ…


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思春期の心②

岡田医師

前回は、思春期の心はさなぎの時の昆虫のような大変化を起こすため、非常に不安定になると書きました。それほどの変化があるのかと思われるかもしれません。10歳前の思春期が始まる直前に人間の心は心理的に成熟し一応の人格が完成しています。 その頃に、ふと「自分や両親も含めて人間はいつか死ぬのだ」とか「ここにいる自分という存在は他に代わるもののない唯一の存在なのだ」など…


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